星の約束


ここ最近、月蝕があったり火星の接近があったりと、エキサイティングな天体の動きが続いたのでそれに関連した話を、、、。

今回北米では月蝕は見られず、、、。

今から2年前、カナダの少年が、メキシコの森の中で未知のマヤ文明の都市を発見したとのニュースがあった。それは、都市の並び方が星座と対応している、という理論のもと、現地へ行かずとして発見したことだった。

しかし、その発見は、その後の専門家の意見により否定・批判されたが、今のところ真実はわかっていないようだ。

結果して真相はわからないとはいえ、私はこのニュースを聞いた時ちょっとときめいた。星座と都市計画が一致しているなんてとても興味深いから。

昔々、まだコンピュータも電気もなかった頃、人々はもっと宇宙や自然に近かった。

ピラミッドの建設などがいい例だが、天の動きや季節の変化によってさまざまな計算がなされ、農業などに役立てられたという。

例えば、影の長さで、今でいう春分・秋分の日を認知したり、月の満ち欠けである一定期間を測ったり。太陽の位置で方角を測ることは基本中の基本。

潮の満ち引きも月と関連

だから、そのカナダの少年がもとにした『星座と都市の並び方が対応している』という仮定も大いにありえる気がする。

そして思った。天の動きはそうした時間や場所を示すツールだけでなく、時空を超えたコミュニケーションツールにもなると。

現世では、Eメールや手紙でコミュニケートしたり記録を残したりできるが、そういう媒体は劣化したり消失の恐れがある。屋外の建築物やアートだって一種の伝達ツールだけど、それも天災や戦争でなくなることもある。

でも、天や季節は、氷河期や温暖化などで若干変化があったとしても、基本、地球がある限り続いているのだから、それをもとに何かを残せば、自分が死んだあとのずっとあとの世のだれかに何かを知らせることができる。

冒頭のカナダの少年の発見 ― もし星座と都市の位置が本当に一致していたら感動的だ。星座の位置は人為的には変えられないから、星をもとにした決め事、約束は決して裏切られない。星に保証された、半永久的に残る約束ごと―。

携帯カメラでは星は写せず、、、。代わりに街灯と双子みたいになった月の写真を。

そうそう、太陽の影により、ある特定の時間だけ浮かび上がる壁画やデザインが、世界のどこかにあった気がする。それはまさに太古の人々からのメッセージではないか!

星や月や太陽は、何億年前で何億年後であっても、場所がどこであっても、地球の生物にとって共通した物体なのだ。改めて、星や月や太陽が大きな存在に感じるな、、、。

すべてにおいて偉大な太陽!

自分もそれらを利用して何か後世にメッセージを残せないだろうか?と考えてみた。直接的なメッセージである必要はなく、ある宇宙の法則を使って、いつか誰かが気付けるような何か、、、。

太陽の作る影で後世に伝言を残せないか?

しかし、科学知識が不足している私の頭では思いつかない(笑)

だから、せめてカナダの少年の発見が本当だったらいいな、なんて思う。

ちなみに彼は様々な批判に怯むことなく、むしろそれらを糧にして、天文学か考古学の道に進むという。(下記に記事を引用)いつかまた新たな発見をしてほしいものだ。


マヤ遺跡「発見」の少年「批判のおかげで前進」
ナショナル・ジオグラフィック 2017.6.4



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