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新しい夢

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30 代の頃 ---- 。新しい世界へ飛び出して、いろんな人間や価値観にふれて、外から多くの刺激を受けた頃、自分の内からも「あれをやりたい」「自分はこうなりたい」と、向上心や情熱がどんどん湧いて出てきていた。 「人に対してこうありたい」という理想もあり、さらに他者のふるまいや言動から「これだ」と思ったことは、実践しようとしていた。 40 代になって――。仕事や目の前の現実の生活に浸かって、自分の想いを巡らす時間が減った。不規則で限定された生活をしたせいと、おそらく年齢的なこともあって?物事を進めるペースが緩み、行動範囲や交際範囲が徐々に狭まった。 面白そうなこと片っ端から手を付けた前の自分と違い、大事なことだけに絞って選択するようになった。壮大な自然に触れるとともに、動物や植物の世界に新たに興味が湧いてきた。 50 代直前の今 --- 。仕事となんだかんだの雑務に追われ、日常生活の中で刺激を受けることは少なくなった。既にいろんな知識と経験があって、感激する心がしぼんでいるのかも。 仕事上のスキルアップだの対人関係での努力だの、社会の中の自分を磨く意欲はいつのまにかどこかに行ってしまい、最近幸せを感じることといったら、植物の世話をしたり、スイーツ作ったり、家事・雑務を効率よくこなしたときだ。日々の小さな自己満足。 気力、体力、集中力、記憶力が落ち、関節痛だのしわやたるみだの、生理不順だの、あちこち「老い」のサインも出てきている。今の世の中 50 代なんてまだ全然若いけど、時の早さと心身の変化は著しい。 いつの間にこんな歳になったんだろう?ついこの前まで私は中学生だった気がするんだが。(きっと同じこと 60 歳になっても、 70 歳になっても思うのだろうな。) とはいえ、決してネガティブになっているわけでも年齢による制限をするわけでもない。 年齢のキリがいいこの機会に自分を客観的に見てみただけ。 今の自分は、よりマイペースになり、より普遍的・本質的なものを求めるようになり、社会のルールより自然界のルールに近くありたいと思うようになった。 こんな考えそのものが、まさに着々と人生の終わりに向かっていることなのかも。人は皆自然に還っていくのだろうから。 50 代からはもっとその傾向が強まるかも。それはそれで新しい世界が広がるようで、