カナダの秋 2016

私のいるエリアは、10日ほど前から紅葉がピーク。

今年はいつになく夏が暑く長かったせいか、紅葉のスタートが例年より遅かったらしい。

しかし、春の桜と同じく、一旦色が変わったと思ったらあっという間、すでに終盤を迎えている。

夜は0℃前後の日も出てきてるし、昨日から風雨なので多くの葉は散ってしまう。まさに、1年にたった10日ほどの儚いアートショー。

それにしても、自然が創り出す色の美しいこと!

赤・黄・オレンジに染まった木々の間を通り抜ける時、あまりの美しさに心臓がバクバク。それが、少し走るたびに現れるものだから、「わあああ、心臓がもたない!」と、思わず胸に手をあてたほど。




落ち葉ですら美しい。カナダのシンボル、メープルツリーの近くは、まるでカナダ国旗がたくさん落ちているみたい!私の好きな野の花はシーズンが終わってしまったが、代わりに綺麗なメープルの葉を拾っては並べて眺めていた。



少し前には、地元サークルのキノコ狩りにも行った。ただし、この日はキノコを探しに行くというより、キノコのプロによる、毒キノコと食用を見分けるためのワークショップがメイン。


基本知識は得たが、それでも相当経験しないとやはり危険を伴う。自分一人での判断は無理なので、この日はプロお墨付きのオイスター・マッシュルームとベアーズ・ヘッド(熊の頭)というキノコを持ち帰った。


採りたての滋味を味わいたかったので、ごく少量のバターと塩だけで軽~くソテーして食べた。う~ん秋の味!濃い!

キノコ狩りは宝探しみたいで楽しい。もし見つからないとしても、湿った枯葉の独特の匂いの中歩くのは気持ちいい。森のいろんな微生物たちが浄化した空気を全身で浴びているみたい。


カナダは冬が早いせいか、サンクスギビング(感謝祭)はアメリカより1ヶ月早く10月半ば。それが過ぎた今は、冬に向かって一直線という感じ。

バタバタしていてクローゼットの中が夏服のままだから、今週どこかでセーターを出してこなくちゃ。 
  


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