野菜作り1年生
色が綺麗なスイスチャド&ガーリックチャイブ |
今まで同居人や友人が野菜作りをしていたのを手伝ったり眺めたり、自分ではプランター1つ2つでハーブ程度は植えていたものの、自分だけでちゃんと地面を耕して全部世話するのは初めて。
いやいや、思いのほか手がかかるものだ。鍬で土をならしたら全身筋肉痛!不器用ゆえ、トマトやキュウリの支柱は不安定!どのくらい成長するか読めず、野菜同士の間隔がキツキツに!
6ft.のフェンスも超え、もっさもさに育ったトマト! |
それでも、毎日成長を見るのがとても楽しかった。水をやるたびすくすくと伸びる。ちゃんと支柱をすればいい方向に伸びる。こちらの行為にちゃんとレスポンスが来ることを実感。
仕事でストレスがあっても、植物たちや土を触っていると、不思議にそれが和らぐ。ハーブなんかはたくさん採れるから、摘んで保存用に干す間、ずっといい香り。作業自体がまさにアロマテラピー。
レモンバジル、オレガノ、タイム、青じそ |
毎日手入れしていると情すら湧く。強い風が吹いたり気温が下がれば心配にもなる。生き物の世話、そして思いやるという意味で、動物である犬のロウニンの世話と共通したものがたくさんあった。
ナスがトマトのお風呂に入っているみたい! |
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今年はトライアル的に数多くの種類を2,3苗ずつ植えた。北は夏でも気温が低めのことがあるし、仕事の都合で数日世話できない時もあるから、まずは何がどううまく育つかを見るために。
ケミカルは一切使わず。時々有機肥料使用。雑草は土壌のバランスのために取らない方がいいとよく聞くし、個人的には雑草にも情が湧いているので、抜かずにあえて放置。結果、どれもよく育ったと思う。
たった花壇の1列とはいえ、野菜の種類はバラバラなので、8月半ばあたりから毎日なにかは取れるようになった。キュウリ、トマト、ニンジン、ビーツ、ナス、ピーマン、レタス、菜っ葉、オクラ、スイスチャド、ネギ、チャイブ、冬瓜、ケール、コールラビ、さやいんげん、春菊、青紫蘇、ハーブ数種に唐辛子数種。
多種類をすこしずつ。 |
これらの苗木は、たまたま自分が定植作業できる時と苗木のディスカウント時期が重なり、どれも半額かそれ以下で仕入れたものだ。収穫すればするほど、さらにお得になっていく!
経済的な得だけでなく、毎日ちょっとずつ実るから、食事の度に食べる分だけ庭から採れば、常に新鮮なものを食べ続けるということになる。素晴らしい。
例え菜っぱ1,2枚でもちゃんとみそ汁の具になる。青じそだって1日1-2枚コンスタントに採れたらもう最高。だから多種類を少しずつ育てれば、1~4人家族くらいなら十分な量だと思う。
庭からの春菊・菜っ葉・ネギを入れたかきたま汁& 青じそおにぎり。少量でも大きな満足。こういう食事がほっとする。 |
一部はナメクジや青虫、リスに食べられてしまったが、自然の恵みを彼らとシェアしている、と思えばOK。全部食べられてしまったらさすがにショックだけど!
残念ながら、ここカナダでは野菜、特に葉モノを地面で育てる時期はごく短いが、精神的・経済的・健康的にメリットがある野菜作りはやみつきになりそう!いつか住まいにミニグリーンハウスが欲しいかも?
レインボートマト。名前のごとくカラフルに育ってゆく。 |
来年は、今年の課題を解決しつつ、また種類を増やすつもり。次回は、やはり料理し慣れている日本の野菜が多く欲しいな。
カナダでは日本の野菜の種や苗木は入手できないものが多いので、今育てている春菊や今年は植えなかった水菜なんかは、アメリカからオンラインで買った。
日本のホームセンターで100-200円くらいで売ってる小さな種袋と同じようなものが、アメリカで割高で売られている。それをさらに送料をかけてカナダに送るうえ、カナダドルの弱さも手伝い、結果して円換算で800-1000円になる。ちょっとバカくさいけど、でも日本の野菜欲しいもんなあ。
日本から好きなだけ持って来れたらベストだけど、種子は基本、飛行機に持ち込んじゃダメなはず。どのくらい厳しいんだろ?球根や苗木はなおさら無理だよな。茗荷や青森の立派なニンニクとか持ってきたいんだけど、、、。
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ところで、私が欲しかった植物の一つにヨモギがある。和菓子や薬用として使いたくて。
日本ではそこら中に雑草のごとく生えているから、てっきりカナダでも道端で見つかるだろうと思っていたが見つからない!ということは、ヨモギの北限を越えているのか?
もしかしたら森や畑のあるあたりに行けばあるかもしれないが、手っ取り早くオンラインでアメリカから種を購入。
わざわざヨモギの種を買うなんて思ってもみなかったが、果たして気温低めのこの土地で育つかどうかも見てみたかったのだ。
とりあえず、プランターで数本は生えた!プランターのヨモギはこの冬室内にいれるが、来春は新たに地植えしてそのまま越冬をさせてみる予定。今から自作・ヨモギ団子を夢見ている私である。
手前がヨモギ。日本の野生種とはちょっと違う種類。 プランターでのテストは今のところ成功 |
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