置いてきたグラス達

この週末は寒波が来ていて、夜はマイナス20℃台、昼間もマイナス15℃という寒さ。こんな冷えた日に偶然にも、いや関連しているのかもしれないが、スーパー(ブラッド)・ムーン&月蝕の夜が重なった。

今日は激寒だけど快晴だったから、夕方からずっとでっかい月を見ることが出来ている。日本は月蝕が見れないようだが、私のいるところでは、夜10時半頃から見ることができている。(携帯では綺麗に写せないが、少し前に始まったところ!)

先ほど23時頃の月蝕

寒いからこの週末は家にこもっていたが、いずれ引越し後の細かい整理があちこち残っていたので、がっつり片付けるつもりだった。

やっと本棚を買ったので組み立て、それに合わせて本や小物を整理したり。一度はキャビネットに入れたものを、自分の動線に合わせて置き場を変更してみたり。

最近トンカチ・ドライバー使うこと多し

自分で育てて乾燥させたハーブを小瓶に入れて整理

ところで、今回の引っ越しで思い知らされたけど、私、ちょこちょこ買っていて本当にモノが増えていた。ああ、そういえばこれ持っていたな!と、買ったまま忘れているお皿や服も結構あったし。

忘れていたものが色々出てきた

北米では以前から人気の片付けのプロ・コンマリさん、ちょうど最近Netflixでの番組のヒットで再度話題になっている。

彼女の片付け術は、そのモノに対してときめくかどうかが一つの基準だが、私、ときめくからこそ買っちゃっていて、一度忘れたとしてももう一度見るとやはりときめくのだ。

だからそういうのは処分できない。ときめくものが多かったらどう片付けりゃいいんだろうね?(笑)

とはいえ、ときめかないモノはもちろん、ときめく中でも「中の下」とか「中の中」くらいのものは今回かなりリサイクルショップに寄付した。でも寄付した足で店を覗いてまた買ったりして!!
 
インドネシアの蛇腹のネット付トレイ。2ドルだったし夏の屋外にいいな、とゲット。

イタリアンコミュニティのショップゆえ、ラビオリ型が3ドルで。これは迷った末やめた。

ティーポット。ユニークだけど実用性無しゆえ買わず(笑)


しかし、愛着って人や場所だけでなく、モノにも大いに湧く。これまでの何度かの引越しや断捨離をかいくぐって残っているモノって、やはり何らかの「理由」があって残るのだ。新しい・古いは関係なく。

中には全然ときめかないし、たいして使わないのに長年残っているモノもある。なんでだろ?捨てたら捨てたで忘れるであろうものだけど、なぜか捨てずにとっておくもの、、、。

私、中学時代からキープしている服が数枚あるし、常に引出しに座っている文房具や小物もある。数個のコーヒーカップも然り。

逆に、かつて手放したモノの中で、あとで気になったことある。

それは、ニューヨークを離れる時に、もう荷物がパンパンで入りきらず、対処する時間もなくて、やむなく同居の住人(イザベラ)に無理やり置いてきた中世っぽいデザインの色ガラスのワイングラス達。

赤と青があったけど、当時ときめいて買ったものだけに、何となく時々思い出していた。

その後何度かイザベラを訪ねたけれど、いったん手放したものを再度入手しようとは思わなかったので聞きもしなかった。使っていれば幸いだし、どこかに流れていればそれはそれでグラス達の運命だ。

いまだにあのグラスを思い出すけれど、自分がなぜあのグラスのことをいつまでも覚えているのか、その理由はわからない。もしかしたら、当時急にニューヨークを発つことになった心情とリンクしているのかもしれない。

ちょっと大げさかもしれないけど、、、自分の身の回りにあるものも、そして新しいモノも古いモノも、その時その時の思い出を刻みながら、私と一緒に人生を歩んでいるんだな、なんて今感じている。

カナダに来て買った、テイクアウト用のボックス。可愛くて使わないまま(笑

これもカナダでの可愛いニューフェース。ジンジャークッキーのトング。

さて、今から月蝕をしばし眺めて、あとは凍った朝のため早起きに備えよう、、、。

本日夕方のスーパームーン
* * *

おまけ:

携帯で写真を撮るのがフツーになって、デジカメというものをもう何年も使っておらず放置していたのだが、今日モノを整理していたら出てきたので、メモリカードに写真が残っているかチェックしてみた。

するとなんと!ちょうど7年前の昨日撮った写真だけ残っていてびっくり!(その日以降デジカメを使っていないということ)その日は新潟から東京に引越す日で、同じように寒い日だった。

この時はその後カナダに行くことになるとも知らず、、、。そしてちょうど7年後に、カナダ内でまた引越しし荷物整理しているなぞつゆとも知らず、、、。

スーパームーン月蝕のマジックか、カメラに呼ばれた気がした体験だった、、、。

残っていた写真のひとつ。出発の朝、高速バスから見た実家近くの田んぼに雪が積もった風景。今もカナダで雪景色を見ている。

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