冬には冬の過ごし方がある

 3月になって日が長くなってきたとはいえまだ真冬のカナダ。今年は雪が少なくて景色は冬らしくないが、気温はちゃんと?氷点下の日々。

 

冬はやはり外出の機会がぐっと減る。当然のパターンとして、雪や冷え込みがひどいときは学校は閉鎖になるし、会社も自宅勤務に切り替わる。雪と氷とともに生活がある。


冬場は数週間~数か月間すっかりフロリダで過ごす人も多い。(地方空港でも、フロリダやメキシコ便だけは充実) 


カナダの冬にはもう慣れたから、冬以外の季節に何かしら家の中で行う作業があることに気づくと、それは冬に回す。

衣類や写真の整理。ちょっとした家具の補修に家電の掃除。手の込んだ料理や繕い物、何かしらのリサーチ、長めの読書。



外出するとしても、美術館やボウリングなど、屋内ものは冬に回し、春~秋はサイクリングにBBQ等、屋外モノ優先。



そのパターンは仕事にも影響している。

今、大至急ではないが、いつか手を付けねばならないプロジェクトを一時的に残業・休日出勤してまでこなしている。

なぜ今かというと、どうせ残業・休日出勤するなら、大して出かけない冬にやり、春以降の気候がいいときに残業を避けるためだ。

また、こちらの会社は残業代を出してまで残業させることはあまりなく、もし残業したなら、その時間分の休暇や時間休みをあとで取らせてくれる。

だから冬の間残業すれば、その「時間貯金」は、春以降の気候のいい時に使える。

金曜午後あたり、連チャンで休んだっていい。そう思えば、今一時的に仕事がきつくてもモチベーションは保てる。


 

ということで、冬はこもって黙々と働き、春~秋はできるだけ外で遊ぶのだ。

事実、日照時間が少なめのこの北の地では、陽の光を浴びることは非常に大事。ビタミンD不足はさまざまな身体の不具合を引き起こすから!



その土地にあった生活というのは、いたって自然なこと。その土地の旬の食べ物を摂ればさらにいい。

長い長いカナダの冬が終わるまであと1ヶ月半ほど。季節労働者さながら、いま、冬の働き方、冬の過ごし方をしている。

(近所の公園のカナディアン・グースたち。南へ移動することなく年中ここで過ごしている。足跡の模様がかわいい。)


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