ひまわりに祈りをのせて
ここ数日、世の中はロシアとウクライナのニュースで一色。私もいつも以上にニュースを読む時間が増えている。
政治や歴史を語りだせば複雑だが、戦争という行為を普遍的に考えれば、いたってシンプル。同じ人間同士で争うことがいかに不毛で愚かな行為か、だけだ。
一部の人間のエゴ、欲、感情で多くの人が犠牲になる。運よく命が助かっても生活が壊される。地球温暖化にコロナに、国を超えた共通課題がすでにあり、それどころじゃないっていうのに、、、。
ひまわりはウクライナの国花。先日ロシア兵に詰め寄ったウクライナの一般女性が「ひまわりの種持っていけ」と言った映像が出回ったが、ウクライナ、そしてロシアにもひまわり畑は多いそうだ。彼らは共通の文化を持っているのだ。
早く争いが終わるように、との祈りを込めて、季節外れのひまわりの写真をのせる。(偶然にも、先月も季節外れの黄色の花を載せたのだった、、、)
* * *
さて、私個人の生活を言えば、2月は新しい仕事が始まって、日々緊張の日々だった。新しい生活パターンで時間の使い方に試行錯誤したり、仕事上でとった大量のメモを整理したり、、、。
また通勤生活が始まった。 |
ちなみに、前職は日系で、やはり日本的な職場カルチャーを引きずっていた。今度はすっかりカナダの会社なので、そこは大違い。(それが転職したかった理由のひとつでもある)
カナダ会社の方が、効率を求める体制や対人関係が断然楽。残業は基本ないし、定時の勤務時間も若干短いから働く時間は減った。かつ、よい仕事環境の中、密度が濃く、実質的な仕事をしてる!との手ごたえが。量も質もよりよい状態になった!
日本カルチャーだと、仕事に関係ない余計な気遣い・根回し・無意味な会議や残業多いもんねえ。担務外の仕事もバンバン入ってくるし。(このへんの愚痴は際限なくなるからやめておこう、、、)
今は、英語や仕事内容はチャレンジングなものの、広めの私専用の個室オフィスをもらい、機器やツールも充実していて、集中、かつ効率よく仕事ができる。
やるべき仕事内容・責任の範疇も整理されている。ボスもすごくスマートで信頼できる。こういうの、アメリカの会社で働いた時以来だ。
冬の出勤はまず車の氷溶かしから。雪の結晶が美しい。 |
同僚たちはみなフレンドリー。きさくで冗談もとびかうが、パワハラ・セクハラ発言、人種や容姿、性別に関わることは出てこない。
あるいはその類に近い話になると、非常に気を付けて言葉を選んでいるのがわかる。そこはビジネス上ではもちろん、社会でのモラル形成がなされていると感じる。
今の職場は女性が多く、また10年、20年と勤めている人も結構いる。それはライフ・ワークバランスを会社が考えてくれている結果ではないかと思う。
私もちょうど仕事漬けから脱し、ちゃんと自分の時間を取りたかった。バランスが取れてこそどちらもうまくいくのだ。
東京にいたときは毎日終電で自分の時間なんてなかったよな。なんで日本の会社って、、、(おっとまた愚痴が始まる、やめておこう)
時間に余裕が出始め、最近行けたスケート! |
仕事始めてまだたった1ヶ月だから、もちろん深く会社や業務のことを知ったわけではない。また、北米でもブラックな会社はある。求人情報や面接では見えない部分も多々あり、あとでがっかりすることもある。
だけど、今回得た仕事は、日を追うごとに、私が求めていた体制・仕事にかなり近いことがわかり、自分でもびっくり。こんなラッキーなこと珍しい!
考えてみれば、海外でやってみたくて日本を飛び出したのだから、やはりこちらの会社で、納得のいく仕事をやっていけてこそ夢が叶ったともいえる。
ただでさえコロナで就職難、そしてここでは外国人である以上、よい仕事を見つける自信がなく、転職を決心するまでに随分時間がかかったけど、やはり踏み出して良かったと思う。
なんだかんだ言って、過去に葛藤の末に踏み出して後悔したことってないな。
踏み出すってことは、自分のよりよい状態を求める強い意志があって動くのだから、どう転んでも何かしらの変化があり、変化は新しい目線をもたらし、結果して良い方向に進むことになるのではないだろうか。
歳を重ねると、何かと消極的になったり変化におじけづいたりする。私だって以前ほど「攻めて」いないのを感じている。だから今の「踏み出してよかった」という気持ち、将来の自分のためにここに書き記しておきたい!
戦争の話題に始まり、個人的な近況報告で終わるが、共通していることがある。それは、国や社会や他人に邪魔されることなく、個人が幸せや希望を求める自由がいかに大事かということ。私が踏み出せたのも、選択の自由があってこそ。
ひまわりに祈りをのせて、世界平和と人々の自由を祈る。
黄色い花をもうひとつ。春を感じさせる水仙、お店で衝動買い。 |
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