Great Lakes(五大湖)

地理の時間に北米の五大湖(英語で"Great Lakes")のことを習ったのは、何年生の時だっただろうか?5つの湖の名前を一生懸命覚えたその時は、将来自分がその近くに住むことになるなんて、思いもつかなかった。


その後も5つの湖の名前は一応覚えていたけれど、カナダに来る前はそれらを特に思い浮かべることもなかった。ニューヨークにいた頃、ニューヨークの水はナイヤガラから来ているとは聞いても、具体的な五大湖の名前は出なかったと思う。

そのナイヤガラの滝を西南に持ち、トロントとニューヨーク州に挟まれているのが五大湖のうちの一つで、州の名前にもなっているオンタリオ湖。

そして、今私がいるところは、トロントから西側で、北にヒューロン湖、南にエリ―湖がある地域。結果して、五大湖のうちの3つの湖に囲まれ、どの湖にも1,2時間で行ける環境だ。

ここで地理の授業のおさらいを!ピンを立てたのがオンタリオ湖。トロント北西にヒューロン湖、南西にエリ―湖。ナイヤガラはトロント南、NY州バッファローとの国境にある。


残り2つの湖は、お隣のアメリカ・ミシガン州にあるミシガン湖、さらに北西のウィスコンシン州とカナダ・マニトバ州に挟まれたスペリオル湖。こちらはちょっとドライブして、という距離ではない。行くなら飛行機の乗り継ぎがいる。

トロントやナイヤガラのオンタリオ湖畔は、お店や観光地としてエンターテイメントスポットになっているから、そういうところには行った。が、考えてみたらそれって湖自体を楽しんでいいるわけじゃないんだよね。


トロントのオンタリオ湖畔ハーバーエリア

だから今の場所で、こちらでの知人・友人に初めてヒューロン湖・エリ―湖に連れてきてもらい、私はようやく(自然の)「湖」としての湖を楽しむことになった。

まず驚いたのが、さすが五大湖、その大きさ!波も砂浜もあるしテトラポットや灯台もある。はっきりいって海に来た感覚だ。



湖畔や施設は綺麗にメンテされている。

そして水がとても綺麗!ビーチに佇んでウミネコを眺めていると、南のリゾート地に来たような錯覚が。








浜辺近くのレストランやお店の通りは南国っぽい木々も並べているから、何だか寒い国、涼しい国というカナダのイメージが塗り替えられた。


ビアバーを見ると、南の島に来たような感覚が。

それなりに暑いし、太陽直下にいれば、ほんと、北の地とは思えない。

ただ、実際は太陽をいっぱい浴びることのできるのは年でこの短い夏の間だけ。だからこそみんなここぞとばかり浜辺で日光浴をするのだ。



遠浅で波は穏やかだから子どもも多い。砂地のビーチもあれば石の浜もある。

広大なカナダ内陸部は、海はなくとも、五大湖はじめ、大小の湖がたくさん。お隣マニトバ州の地図を見た時は、本当に湖・沼・湿地だらけでビックリした。水や水辺に困ることはないどころか、水害もしばしば。

オンタリオ州隣のマニトバ州は大小の湖・湿地だらけ!州都ウィニペグの北のウィニペグ湖は、実は五大湖のいくつかより大きい。

さて、五大湖に話を戻すと、、、日没が時過ぎの夏は、美しいヒューロン湖・エリ―湖に、会社帰りにだって行けちゃう。(その前に、連日の残業をなんとかせねばならないが、、、(苦笑))

湖の波が造った流木のオブジェ。生き物が日没を眺めているようだ。

せっかくこの環境にいるのだから、カナダの大自然をもっと楽しまないと!

浜辺には美しい石がたくさん!拾い始めると止まらない、、、。

夏は雷を伴う夕立も多い。湖上のダイナミックな雲の変化も見ることができる。

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