夏の眩しさ・黄色と黄緑
10日ほど前に日本から戻ったけど、やはりカナダは夏でも涼しい。日本の酷暑のあとだから特にそう感じるが、気温だけでなくあの湿気がないだけでかなりの違い。
日本と違って爽やかな空気 |
たまたまこの週末は30℃前後と高温が戻ってきたが、吹く風はもはや真夏の熱風ではない。
今日は、過ぎ行くそんな夏を惜しんで、夏の色を振り返ることにする、、、。
野菜の栽培や野草にふれあい始めた数年前から、私は、夏の色というと眩しい黄色と黄緑が目に浮かぶ。
まず5月の終わり頃、北の地にこの名前も知らない野の花が一斉に咲いたら夏の始まり。
6月~7月は植えた野菜が一気に育つときで、キュウリを始めとするウリ系の花と葉の色がとても美しい。
ウリ系といえば、ズッキーニは花が大きくて黄の色も濃い!
イタリアンなどで、この花がふっくらしたつぼみの時に摘んで、チーズを詰めてフライにする食べ方があるが、未経験だから食べてみたいな!
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ズッキーニの花のフライ |
もし緑でなく黄色いズッキーニを植えたのなら、こちらもヴィヴィッドな黄色。自らが陽の光の塊のよう。
土の中の人参(根)そのものは、秋以降の収穫になるけど、夏の間は葉っぱがグングン伸びて、しっかりした茎になっていく。それはそれは綺麗な黄緑の縞模様が浮かび、自然のアートに感心するほど!
8月になるとトマトが出来始めてくる。バジルとトマトとモツアレラチーズのカプレーゼは夏の定番だけど、黄色いトマトで作るのもカラフルでいい。
そして8月の後半ともなると、道端のセイタカアワダチソウが黄緑の新しい葉を一気に伸ばしてきて黄色い花をつける。この光景が目に入ったら、夏の終わりのサイン。
残暑のエネルギーを吸ったこの野草はすごく生命力が強い。摘んで飾っていても、水をグングン吸い上げて、新鮮な黄色と黄緑色をかなりの日数保っている。
郊外ではセイタカアワダチソウは腐るほど摘めるから、私はそれで入浴剤を作る。といっても、花の部分を乾燥させて湯船に入れるだけ。
1週間ほど吊るして乾燥。 |
適当に短く切ってせんたくネットに入れ、このまま湯船に放り込む |
アレルギーある人はダメだろうが、抽出されたエキス自体は、肌にいいらしいのだ。私はそれに加え野草独特の香りが好きで、それがリラックス効果に繋がるのだ。
今は夏の第3コーナーを回り、トマトの実りとセイタカアワダチソウの出現を待っている、というタイミング。
夜の空気はすでにヒンヤリしてきていて、コテージのある北の地は10-15℃の日もあり、早くもあちこちの広葉樹がわずかに色づき始めてきた。
野菜に紛れて芽を出したメープル・ツリーの子供たちも色づいていた。 |
黄色と黄緑は、まさに夏の眩しさの象徴。夏の残りの数週間、この眩しい色を楽しみたいと思う。
* * *
おまけ!
夏は芝生もあっという間に伸びるから毎週のように刈らねばならないが、コテージにある草刈り機(ミニ・トラクター)もそういえ黄色と緑!
これは、北米で芝生ケアや農業車両でメジャーな「ジョン・ディア(John Deere)」というメーカーのもの。私もこれに乗るのにすっかり慣れた。
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