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ブルース・ペニンシュラ

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オンタリオ州の南西部、五大湖のひとつのヒューロン湖を分断するかのように突き出ている、ブルース・ペニンシュラ(半島)と呼ばれる場所がある。 夏にこの半島に行くと、周囲の水の色が信じられないくらい透明で美しい。そういやこの半島のことをまだここに記していなかったと思い、季節外れだが書き残しておこう。 ニューヨーク州北部からナイアガラの滝、オンタリオ州南西部を横断して、そのブルース半島まで、『ナイアガラ・エスカープメント』と呼ばれる長い長い崖が続いている。 その独特の地形は、さらにはミシガン州、ウィスコンシン州まで伸び、その距離1,000km以上! ブルース半島付近は、国立公園を含む 生物圏保護区域もあり、森林や湿地に多種類の貴重な鳥や動植物が生息しているという。そして湖畔に来れば、 断崖絶壁と水の青が素晴らしい景色を作り出している。 水の浸食でえぐられた、トンネルのようなユニークな岩場『The Grotto(グロット)』は、国立公園内にある人気スポット。駐車場の予約があっという間にうまってしまう。行けば納得の絶景。 周囲の崖は、上に登るにはきついが、水を伝って下から眺める手もある。水辺の岩場は人も多いが、根気よく歩き続ければ、静かなスポットを見つけられる。 岩伝いに泳いで行けば、崖や岩場を歩くより早く移動できるが、真夏でもものすごく水が冷たいので長く入っていられない。私は1分も足を浸けていられなかった。 大きな岩に座って、飽きることなく湖の水を眺めた。だって本当にクリアで美しいのだ!この北の地でまるで南国のような、ターコイズ&エメラルドな水を見ることができるとは。 なぜこれほどまでに美しいのか、AIに聞いてみたら、、、。 栄養塩、特にリンが少ない→プランクトンや藻類がほとんど増殖せず、水が濁らない。 ここに住むいくつかの特殊なムール貝が、水中のプランクトンを大量にろ過している。 ナイアガラ・エスカープメントの石灰岩で湖底の岩が白っぽく明るい。そもそも水は赤や橙の色を吸収してしまう。残った青と緑の波長の光がその石灰岩に当たり反射・散乱される。 周辺は岩だらけで大きな川が少なく、泥や有機物の流入が非常に少ない。 水温が低いため、藻類の増殖が抑えられている。 なるほどねえ。これらの条件が揃っていて、これ程までに透明な青が作られているのか。 ちなみに岩場でない水辺は、上の写真のよ...

極寒期通過中

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いやはやあっという間に2026年になってるし!すでに1月は終了して、2月も末になっているし! どうなってるのこの時の速さ!そしてどうなってるのこの寒さ! 凍ったヒューロン湖で見た看板 この冬は11月から大雪で、冬の嵐も何度か到来、この1,2月は雪に加え低気温(マイナス15~25℃)が続いている。つららもぶっとく育っている。 約半年続くカナダの長い冬は、折り返し地点を過ぎたものの、春なんてまだまだ先。 こういう時は、たまった仕事を片付けたり、クローゼットや書棚のものを整理したり。新しいカフェを試しにいったり。 1年を通して、携帯に保存してある『冬にやること』リストに、何か思いつくたびメモしておくから、やることは常にある。 仕事上でも、会社はカナダの長く厳しい冬と短い夏を知っている。 時間のかかるやっつけ仕事的なものを冬の週末にやることを許してくれ、その積算勤務時間は、夏に休暇、あるいは時間休として使うことができるのだ。 とまあ、やることは常にあるので、だんだん飽きてくる冬も、自分を忙しくさえしておけば、いつの間にか過ぎるというものだ。 しかし、どんなに時間があってもやりきれないのは、山ほどあるデジタル写真の整理! 1枚1枚プリントしていた昔と違って、携帯の利便さをいいことに、今は誰もがやたら写真を撮っている。これらの整理はいつか仕事を引退したらかな~。 ところで、仕事では、北米のあちこちに散らばるフランチャイズのオーナーとやりとりする機会がある。 朝9時、たくさん届いているメールをチェックしながら、まずは東側(大西洋側)のオーナーへの対応を優先する。自分のいる東部標準時間より進んでいるからだ。 逆に、バンクーバーやカリフォルニアなど、西側は後回し。向こうは3時間遅れだから3時間の猶予がある。西・東の差は時間の差。 これが南北になると、、、天候の差になる! カナダアルバータ州エドモントンのオーナーから『今朝はマイナス25℃で、、、』なんて聞いた後に、Tシャツ姿のフロリダ・タンパののオーナーとズームミーティングしたり。 今年のフロリダは寒いらしいが、それでもカナダには及ばないだろう。 以前、フロリダからのオーナーが私のいるカナダ本社に3月に来た時、「こんな寒い場所に皆よく住んでいられるな!」と冗談半分、本気半分で言ってたっけ。 オフィス窓から隣の小学校校庭を臨む。 フロリ...

カナダの短い収穫シーズン

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夏の終わりごろから、 オンタリオ・ピーチを皮切りに、 あちこちのファーマーズマーケットが充実し始める。私の最も好きなシーズンのひとつだ。 カナダは冬がながーい分、春・夏・秋がすごく短い。収穫された野菜や果物がマーケットで売られるのも9月がメインで、10月2週目のサンクスギビング(感謝祭)の週末を最後に店を閉めるところも多い。 現に、10月になると朝は2,3℃となり、畑の葉物は低温でダメージを受ける。私の畑の野菜も、ピーマンなどもう少しいけるかなと思っていたが、葉が霜でやられ、残るはケールとキャベツだけになった。いつ初雪が到来してもおかしくない。 だから旬の野菜を新鮮なときに買うなら、また、バラエティが見たいなら9月後半がベスト。大好きなキノコも登場するし! かといって一度に食べきれないから量は買えない。秋がもう少し長いと、採りたての 野菜がもっと楽しめるんだけどなあ。 今年は自分でも野菜を育てていたから、一時的に冷蔵庫が野菜過剰となった。特にトマト! 採れ始めると毎日結構な量が採れ、サラダに使う程度じゃ到底追いつかない。パスタソースやスープで使っても、同じ量がまた翌日採れたり。だいぶ人にあげたと思っても、1ヶ月くらい採れ続けるものだから、トマトのせいで私は忙しくなる。 まあトマトは冷凍できるからいいんだけどね。トマトソースを煮詰めて消毒した瓶に詰めて熟成、、、って時間はないので、あとで使いやすいようにせめてカットして冷凍、あるいはシンプルに味付けした万能トマトソースを冷凍。ミニトマトはそのままでオッケーだから便利。 同じコミュニティーガーデンにいるメンバーの何人かは、冷凍保存したくとも、冷凍庫のスペースが足りず、余剰トマトをフードバンクに寄付していたっけ。 コミュニティガーデンは今月末までに収穫の終わった野菜や支柱や道具を片付け、クリーンナップすることになっている。半数の人がすでに土の上に藁を敷いたりマルチで覆ったりして冬支度。市が用意した水道も今月末で止まる。 冬の間も冬野菜を植えたい人は自由に使っていいのだが、ニンニクを来春向けに仕込んでおくくらい。なんせ冬は氷点下20数度で土はガッチガチに凍るから。 日本では大根、白菜、ネギなど、冬に美味しく甘く育つ野菜があるが、こちらでは難しい。作業をするにも寒すぎる! この辺は、システマティックに大規模にやっているところは...

カナディアン・ロッキーへ

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カナダ生活も早10数年経つが、まだ行ったことがなかった名所のひとつがカナディアン・ロッキー。 飛行機で数時間で行けるものの、毎年日本へ行くし、長期休暇は他の長旅に当てたりして、この中距離&数日のフライトの旅って、今までなんとなく機会がめぐってこなかった。 しかし、この夏ようやく訪問!一年を通して常に人気の観光地・バンフ(アルバータ州)とジャスパー(ブリティッシュ・コロンビア州)をメインに、要所を回ることができた。 トロントからカルガリーまで3.5時間くらいだったかな?2時間の時差があるのではっきり覚えていないけど、まあ日本行きに比べたらずっと近い。 カルガリーに着陸する前の景色はフラットで農地が多い印象を受けたが、アルバータ州の主要都市カルガリーとエドモントンの周囲は、近年の人口増で街がどんどん大きくなっている。 しかし今回は山への旅だからカルガリー市内は一切寄らず、良く整ったハイウェイでまずはバンフへ向かう。 途中、小さな町ながらここのところ人気のキャンモアに立ち寄ったが、かなりの賑わい。周囲に山が迫る中、ユニークな店やレストランが並び、いい雰囲気だった。 サイクリングやハイキングの拠点でもある。新しいコンドミニアムの工事現場をいくつかみたから、この街はじわじわと大きくなっていくのだろう。ちなみにここで早速アルバータ・ビーフ100%のバーガーを食べ、ローカルフードを満喫! キャンモアからバンフへ向かう道は、高い山が次々に現れ、ロッキーに来たことを実感。 ところで、私の故郷は三方を山に囲まれ、自分の部屋から山が見えることはもちろん、外に出ていれば常に山が見える。近い山と遠い山で様子が違う。 秋は紅葉と冠雪を同時に見れたものだ。また、同じ山でも天気によって近く見えたり遠く見えたり。 故郷の町でなくとも、日本はどこに行っても山だらけ。 しかし今私が住んでいるオンタリオ州南西部はとにかくだだっ広くてフラットで山が全然ない。近所にファミリー・スキー場があるがはっきり言って「丘」程度。 だから、カナダでも山を見ること自体は、本来の馴染みの場所に来たような感覚。 しかし、緑豊かな日本の山との大きな違いは、その名の通り、「Rocky=岩だらけ」であること。また大小の山の数とそれらが連なる広さはさすがに世界級で圧倒された。 そしてここはエメラルドグリーンの湖の美しさでも有名。絵画や...