夏らしい夏
実家の廊下でゴロりんと。しかしこれが出来るのも朝の涼しいうちだけ。 |
新潟はフェーン現象でよく暑くなるが、それでも子どもの頃は33℃くらいが「猛暑」で、8月に残暑として数回経験する程度だった気がする。それ以上の気温がこんなに続くのは、初めてではないか?
しかも新潟はまだマシな方で、水害のあった西日本や中部は記録的・命にかかわる猛暑とは、、、。
前回帰省した昨年10月も、その時期には珍しく大型台風が2つ連続で来て記録的長雨だった。よりによって2回連続帰省時に異常気象に見舞われるなんて!
しかし、出てくる前のトロントもいつになく暑い日が続いていた。異常気象は世界規模なのだ、、、。
さて、今回の帰省では、家族でかなり久々に佐渡ヶ島に旅行に行った。暑いけれど旅する時に快晴というのはありがたい。おかげで美しい海を堪能。
そして、一大観光地の佐渡金銀山と関連施設。ちょうど世界遺産の国内選考直前ということで、候補地のそこでは、テレビ局も来ていたりで、人々の期待が膨らんでいた。(残念ながら先日落選となったが、、、)
そして私の楽しみは新鮮な魚介類!トロントは海がないから、スーパーに行っても魚介類のバラエティさ・新鮮さに欠ける。佐渡はその点、天国のような場所!
1泊は敢えて民宿での宿泊を選んだ。夕食はその日一番入った新鮮な魚介類や野菜を出すことを知っているから。
期待通り、近くの海であがった魚がお刺身で出てきた。久々によい状態で獲れたというクロダイ、7月のわずかな時期にしか取れないあるトビウオの一種(名前忘れた)、カワハギに別な種類のタイ。
全部白身だけど、全部食感が違っていて飽きない。カワハギは新鮮なので肝も生で出され、いい冷酒のお供に。(民宿だから1泊ひとり1万円以下なんだけど、都会ならこの刺身だけでかなりの額だよなあ~。)
滞在中、カニ、イカ、タコ、サザエももちろん食べたし、普段は脇役の海藻類でさえ美味い!トロントではこんなに新鮮なものは普段食べられないから嬉しかった。
海藻と言えば、、、佐渡名物の「たらい船」に初めて乗ってみたのだが、これがすごく良かった!
佐渡の何か所かにあるたらい船。海女さん姿の女性か法被姿の船頭さんが漕ぐ。 |
水がとっても綺麗な岩場で乗ったから、裸眼でキラキラの海藻やウニ、小魚を見て、まるで水族館に来たよう。
海外のリゾート地のような水色の海でなく、透明な青の日本海の海。そうそう、子どもの頃見た海とはこういう海だった。
太陽がガンガン照っていたけど、風がなく穏やかでただただ美しい海だった。
佐渡は日本一大きな島だし、見どころは多いので1,2日では全部回り切れない。スポットを決めて集中的に楽しむか、あるいは1週間くらいのんびり滞在するのが良さそう。
ところどころに美味しいパン屋さんもあるし、フルーツも多くの種類があり、温泉もある。夏の休暇にはもってこい。いつかまたゆっくり来たいな。
洋風カフェ・レストランも多し。 |
佐渡のシンボル朱鷺はあちこちに登場。牛乳パックを並べるとトキが羽ばたく! |
さて、佐渡から戻っても暑さは続いている。毎日外出の度に大汗をかいては水や麦茶やアイスコーヒーを飲んでいる。これは新陳代謝が出来て健康的。
そして去年日光不足でビタミンD欠乏症になってしまった私は、体内でよいエネルギーを創り出すために、今年は日焼けを気にせずあえて陽にあたっている。これも健康的。
父が趣味程度にやっている畑を見に行ったり、近所の稲の育ち具合やレンコン畑とハスの花を眺めたり。
太陽の下、首にタオル撒いて自転車であちこち行ったり。蚊にもいっぱい食われてるし、暑くて寝苦しい夜も過ごしている。
でも、これがまさに子どもの頃経験していた夏の過ごし方だ。
社会人になってからは、冷房の効いたオフィスで仕事して、特にここ数年は海に出かけることもなく、汗かいて陽に当たることもなかった。そもそもカナダで「寝苦しい夜」なぞ無いし。
だから、暑いのは何かと大変で、今年は危険なくらいだけど、久々に「夏らしい夏」を過ごしている。
佐渡行きのフェリーのデッキから。 |
* * *
おまけ:新潟の街のひとつのシンボルだったレインボータワー。1973年開業だから私とほぼ同じ歳!しかし、東日本大震災が機で営業終了となり、その後タワーだけは残っていたが、来月ついに解体へ。その前に見られてよかった。
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