収穫時期がやってきた


夏の終わりから採れ始めた農作物たちは、いよいよその種類を増やして収穫時期のピークを迎えている。庭の菜園を眺めるのも、ファーマーズ・マーケットに行くのもとっても楽しい時期だ。

ナイアガラ付近はフルーツの産地。

庭の野菜については、厳密に言うと「強制収穫時期」。朝晩の気温がググっと下がって(夜は6~8℃)冷気や露でダメージを受けるから。

今月前半にはもう冷えてきていて、その際トマトは大方収穫した。一応青いままでも調理・保存・冷凍できるし、追熟して赤くもできるし。

赤でも黄でも緑でも美しいトマト

旬を迎えた収穫物はそれはそれは美しくうっとりさせられるが、いろんなものを新鮮なうちに調理・保存しようとすると、なんやかんや作業があって、結構焦る。

自家製酵母も、日ごとに変わる状態を見ながらの作業だし、葉モノはシャキッとしている間にシャキッと調理したいからタイミングを考えながら、、。

黄ビーツ。葉っぱがイキイキ。葉は新鮮なうちに食べたい!

長期保存モノは出来てしまえば放置するだけだが、その前の下ごしらえや殺菌処理には気を遣う。
 
今期3回目の野生リンゴの酵母・酢づくり。

ナイヤガラの葡萄も一部酵母づくりへ。ロゼワイン色で香りもすごくいい。

大量の紫蘇は、にんにく・すりごま入り醤油に漬けてご飯のお供に。漬けた時、防腐用にゴマ油を表面に垂らしておくといいと友人から知恵をいただき実践。風味も上がって最高。これは本当~にご飯が進みすぎる危険な一品!


トマトは、あとで何かと使いやすいよう、ガーリックとオリーブオイルでソースにしておき、冷凍。これも友人から教わった。(Cたん、ありがとう!)


初めてチェリートマトでも酵母作り。意外に強く発酵してビックリ。発泡がリンゴやブドウより緩かったが、飲んでみたら実は一番炭酸がきつかった!


カラフルな唐辛子、かわいい!生で使ったあまりは酢漬けに。チャーハンや麺、スープに一垂れするといいよ、と、これも友人からの知恵。うん、確かにそれは美味しそう!


欲張って入れ過ぎた(笑)。すごい辛いぞコレは、、、。

ハーブは乾燥保存。大量かつ葉が細かいから洗うのがちょい大変だけど、作業中いい香りに包まれる。
 
各種類2株ずつくらいでも、たっぷり採れる。

摘んだばかりのレモン・タイム、いい香り~

美味しく食べるために自分を野菜たちに合わせて動くなんて、ある意味贅沢な忙しさかも?いや、正確に言えば、美しい野菜を見てしまったが最後、それらに魅了され、最高の施しを差し上げたく、奴隷になってしまう(笑)

ツヤツヤのナス!

パツパツのトマト!(チェリートマトにしては大きく育った!)

いろんな作業を仕事の合間にやっているものだから、よりによって葉モノを「さっと」茹でている時や、何かを強火でジャッと炒めてさあ食べようという瞬間、仕事の電話がかかってきてタイミングが狂ったときの悔しさったらない。たまに電話無視して野菜優先にするけどね!

電話無視して、ナスの味噌炒め優先!

とにかく、旬のものを食すると心身ともに「これはいいっ」と幸せを感じる。その野菜の持つ栄養素はもちろん、「旬の」野菜は、その季節の天候や土壌から吸収した特別なエネルギー?気?波動?みたいなのを持っていて、私たちの細胞に実際に物理的に作用しているんじゃないかと思える。それが「特別にいい」という感覚として伝達されるのだ、きっと。

おひさまで布団を干したあとにわっと寝転んで匂いを嗅いだときに、えも言われぬ幸せを感じるが、あの感覚に近い。とても暖かい、真のエネルギーというか。
  
身体が喜ぶ、採れたてガーデン・サラダ。

ケールとズッキーニのパスタ

ということで、野菜のあるコテージにいる間やマーケットに行っては、恋するようにときめいているところ。まだ秋の始めの方なのに、秋の終わりまで心臓がもつか?(笑)

ダンスをしているかのような、マーケットのズッキーニ。

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